【蘊蓄】お酒の話④ 蒸留酒=スピリッツ(魂)=生命の水
こんばんは。
お酒の蘊蓄を書き連ねつつ、自分の「あれ、知ってるつもりだったけど本当に合っているのか・・・??」を勉強する機会にする蘊蓄シリーズ第4段です。
前回はブラウンスピリッツの雄、ウイスキーの概要のお話をさせていただきましので、今回はスピリッツのお話をば。
蒸留酒の歴史は実は不明確で、いつ作られ始めたのが発祥なのかわかっていないのですが、最初の蒸留酒はワインを蒸留したものだと言われています。
ラテン語でアクア・ビテ(生命の水)と呼ばれていたようですが、その名残りか多くの蒸留酒はこの「生命の水」が名前の由来になっているようです。
北欧のじゃがいもが原料の蒸留酒、アクアビットは字面がまさにラテン語の生命の水ですね。
ウイスキーの語源はゲール語の「ウイシュケベーハー」で生命の水が訛ったものだと言われています。
ブランデーは焼いたワインの「burned wine」のオランダ語「ブランデヴァイン」が語源だと言われていますが、フランスではオー・ド・ヴィー(Eau-de-vie)、生命の水と呼ばれています。
「酒の一滴は血の一滴だ!」なんて飲ん兵衛の言葉もありますが(笑)、多くの蒸留酒のネーミングは生命の水が語源なんです♪
お店に来たときよりも、ちょっとだけ元気に陽気に家路についてもらえるととても嬉しい気持ちになります。
生命の水を使ってお客さんに明日への活力を提供していくバーテンダーはとても面白い仕事ですね☆