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【書評】癒しの力 お金・時間・他人にコントロールされない生き方

癒しの力 お金・時間・他人にコントロールされない生き方

望月俊孝

 

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「癒し」の概念が大きく変わった一冊です!

癒しときくとどこか、病気や怪我などマイナスの状態から元の状態に戻すことで、なんとなく癒し系というと優しくしてもらえそうとか、安心しそうとか誰かに何かを与えてもらおうとする前提だと思っていました。

 

癒しとは安心する領域にしがみつくことではなく、安心できる領域を広げ、確かなものにしていくこと。

既存の安心領域にしがみつけばつくほど狭いコミュニティの中で周りの目を気にしたり、批判的な意見に心を痛めるなど癒しと真逆に進んでしまう。

 

人生は自分の描いているとおりに、自分で自分に与えた役割通りのものになっていくそうです。

自発的な行動=冒険する人生を選べば、安心できる領域が広がり、どこに行っても自分の思い描く理想の人生を生きる事ができると思うと、自分にどんな配役をするのかとても楽しみになってきます。

 

あなたが本気で望み行動するのなら、必要な能力や仲間、お金はあとからいくらでもついてくる。だから早く動き出そう。

 

「とは言っても、動き出すには〇〇がないから・・・」と言い訳を考えた時に起こる現象は本当に恐ろしいと思いました。

例えば、お金がないからを理由に自分を制限すると

ステップ1 お金がないからあきらめる。

ステップ2 満たされなかった好奇心だけがのこる。

ステップ3 それを繰り返すことで、好奇心があることが辛くなる。

ステップ4 好奇心を持たない生き方を選択するようになる。

出かけることが減り、本を読まなくなり、新しい出会いを避ける。。。

ステップ5 元気がなくなり、「生ける屍」のようになる。

 

怖い!怖すぎる!!!゚((((;゚Д゚))))

 

とは言っても、振り返ると月に100時間残業が当たり前の生活をしていた社会人1年目の頃はこれに近い心理状態だったと思います。

 

何かをいいわけにしている暇があったら、勇気を持って動き出すぞ!!

そんな衝動に駆られる一冊でした。

 

引用されていたゲーテの言葉

財貨を失うのは、少し失うこと。それはまた働いて蓄えればいい。

名誉を失うのは、多くを失うこと。しかし、名誉を挽回すれば、世の人は見直してくれるであろう。

勇気を失うことはすべてを失うことだ。それはこの世に生まれてこなかったほうが、よかったであろう。

が心に響きまくりました。

 

何か言い訳が首をもたげ時は、魔法の言葉「だからこそ」を使って勇気をふるい立たせようと思いました。

お金が、時間が、人脈が、自信がない。だからこそ、ここから動き出して身につける力に大きな価値があるんですね。