【書評】本当に頭がよくなる1分間勉強法
本当に頭がよくなる1分間勉強法
石井貴士 著
- 作者: 石井貴士
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
- 発売日: 2014/03/27
- メディア: 文庫
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試験勉強が1分間で完了したらどれだけ良かったことでしょう。
読んだ本の振り返りや学習内容の復習が1秒で終わったらどれだけ良かったことでしょう。
そんな勉強時間の時短の極みがこの本に詰まっています!!
石井先生は学生時代の模試で6万人中1位を獲得した経験がある勉強のプロです!
6月のきずな出版定期講演会でスピーチを拝聴しましたが、来歴もプロフィールもとても面白く「必勝法」を探していく話は笑いながらも学びになることばかりでした。
アイスブレイクの「じゃんけん必勝法」ネタの左脳編、右脳編はすぐに試したくなって一気に話に引き込まれてしまいました
そんな石井先生の本の中でなるほど!すごい!!と思ったことを列挙していくと
〇知識レベルには4つの段階があり
1、見た瞬間に、0秒で意味がわかる。
2、思い出すのに数秒かかるが、意味がわかる。
3、見たことはあるのだが、思い出せない。
4、見たことも聞いたこともない。
多くの場合学習と聞くと4を想定して、授業の様な座学で時間をかけて学ぼうとしてしまうけれど、これは恐ろしく効率が悪い。
2や3の段階のものを1の段階に昇華させるのが最も効率のいい勉強になる。
〇その分野に関わる本を200冊も読んだら専門家になれる。
一日10冊読書ができるようになったら、たった20日、1か月で専門家に!!
〇「本を読む」のではなく、「本をよむ」
文章を全部追うのではなく、開いたページから感じ取るものを受け取って行く
この本の「1分間勉強法」の何が魅力かというと、学習時間が短くなると浮いた時間を他のことに費やせるようになることです。
「学歴」とは卒業した学校のことを指すのではなく、あなたが社会に出てからも「学び続けたこと」を指すのだと教わったことがあります。
社会人になったからもう学ばなくていいなどということはもちろんなくて、読書や人との対話を通じて学び続けることはとても重要だと思います。
とはいえ、学ぶためだけに生まれたわけではないと思うので、学びながら人生を謳歌しようと思うと、学びの時間が短くなるのはとてもありがたいことになります。
バーテンダー歴17年になってなお、お酒の世界はまだまだ学ぶことだらけです。
他にも学びたいことや好きなことが世の中にはたくさんあるので、一分間勉強法を駆使してより充実した毎日を送っていこうと思います。