【蘊蓄】お酒の話⑨ カクテルの作り方 シェークその1
ふと振り返ると最近のブログテーマが漫画かご飯かに偏っていました。
真面目に読書もしますが、根本的にはこのあたりが好きな自分がにじみ出ていますね笑
ということで、久しぶりにバーテンダーらしいお話をしようかと思います。
みんな大好き、バーテンダーのイメージといえばコレ!シェークの話です。
銀色のシェーカーをシャカシャカ振って、グラスに注ぐ姿はバーに行ったことがなくてもイメージできると思います。
さて、このシェークですが、何もかっこつけてやっているだけではありません。
シェークをする意味は大きく3つあります。
①比重が違うお酒や混ざりにくいお酒をしっかりと混ぜ合わせる。
②急速に冷却する。
③空気を含ませて口当たりをまろやかにする。
①と②については誰もが納得・賛成ですが、③の効果は賛否両論あるようですね。
個人的には効果があると信じています。
ホイップクリームやメレンゲなんかがいい例で、空気を含むことで口当たりがまろやかになるという現象は確かに起こるからです。
とはいえ、シェーク後のカクテルにどれほどの空気が含有されていて、だからこれだけ違いますという科学的な根拠はないんですよね。
だから「③は眉唾だ!!ただシェークの時に氷が溶けて加水されるからマイルドになるだけだ!!」と仰る方もいて、確かにそうかもな~。。。とは思います。
思うんですが、「こういう理屈で美味しくなるんだ」と想いを込めてカクテルを作ることにはとても価値があると思うんです。
筋トレでも、今どこの筋肉をつけているんだと意識しながらするトレーニングと漫然とするトレーニングとでは効果が全然違いますからね♪
レシピ通り同じ分量を計って作っても振り手によって味がぜんぜん違うのもシェークの楽しいところです(≧∇≦)b